私のブログにたどり着いてくれる方の中で結構多いのが「膝の痛み」を抱えている方。
私も焼く半年間、膝の痛みに苛まれました。
紆余曲折ありまして、現在、全く痛みを感じません(完治したといって良い?)。
自転車に乗られて、更に膝に痛みが出ている方というのは、通勤や買い物などの生活必需品として活用されている方ではなく、何らかのスポーツ要素や趣味を自転車に求めている方が多いのではないかと思います。
その趣味を始めて、ちょうどこれからという時や、本腰入れて機材を!って時に起きる人が多いんじゃないでしょうか?
私もその一人でした。
で、その解決方法をネットに求めたわけです。わらにもすがる思い出情報を求め、様々な方のブログを拝見しました。
が、個人の方のブログは結局結果が書いてないことが多かったです。
発症
↓
原因を調べる
↓
いろいろ試す
↓
治らない
↓
再度色々試す
ここまでしか書いてないブログが多かった記憶があります。
かく言うこの私のブログもそんな感じでした。
せっかく見てくれた方に申し訳無いので、今日は、現状のご報告と個人的に思う解決策を書いておこうと思います。
ただし、医学的見地や、スポーツ医療に関して全く専門外なので、自己責任で情報を取捨選択していただければと思います。
◆まず、ひざ痛を起こさないようにする
わかってりゃこんなとこ来てねぇYO!って声が聞こえますが、まずはここが重要です。
一度この状態に陥ってしまうと、痛い → いくらか治る → 走る → 再発の無限ループに入り込み、結局楽しいはずの自転車が楽しくなりなり、かつ、慢性化して他の生活にも影響を及ぼします。
私の場合、あることもも苦痛なぐらいひどくなりました。
では、どうすれば起きないか、
1)無理な距離を走らない
2)自転車の正確なポジションを出してもらう
3)シューズのサイズは必ずジャストサイズを
4)クリートの位置には細心の注意を
5)正しいフォームで回す
が持論です。
中でも、一番重要さを感じたのが3)シューズのサイズです。
とかく、ネット通販が便利な世の中ですから、自転車部品を通販で購入される方がほとんどかと思います。
私も海外を含め、数多くの通販を利用しましたが、シューズだけは絶対に履いて確かめてください。
シューズのサイズはおそらく、小さすぎる失敗は少ないはずです。
大きめを買って靴下やバックルで調整を・・・と考えがちですが、自転車の世界にはビンディングがあります。
このクリートを固定する位置によって、膝、足首、股関節、ふくらはぎにかかる負荷が著しく変わってきます。
実際、私の膝の痛みの原因はこれです。オークションでお気に入りの高級カーボンソールを購入、かっこ良さだけに気を取られ、サイズをないがしろにしました。
実に1cmほど大きかったです(かかとに人挿し指が入りました・・・)。
これにより、クリート位置がつま先よりに設定されたことが原因だと思います。
では、なぜクリート位置が膝の痛みを呼ぶのか。
これは疲労です。
ここからは1)~5)全体にかかってくる理由です。
クリート位置を含めた各ポジション、これが一部ずれるとその一部のずれによりとある箇所に疲労が集中します(仮説ですが)。
この疲労により、他の筋肉でこれを補おうとするため、フォームが通常と違う形になります。
この違ってしまったフォームがすべての原因と思っています。
私の場合、このフォームがどう変化したかというと、膝が外に上がっていく傾向があることがわかりました。
そして、疲れてくると、回すというより、踏むペダリングになっていました。
外に上がった膝は、内側によれながら関節を伸ばす運動を行うことになり、また膝を上げる際には外側に開きながら曲げる動きになります。
これで、膝外側の腸脛靭帯が炎症を起こしたと。
(めっちゃそれっぽく書いてますが、医者が言ったわけではなく、個人的な見解です)
サイズの大きいシューズにより、つま先よりにペダルシャフトが来ているため、どうしてもふくらはぎへの負荷が大きい。
ふくらはぎをいたわるためにおかしなアンクリングが行われ、若干クセのついた、がに股(小指側に荷重しながら)にペダリングを行なっていたと思われます。
で、以降、私が気をつけていること。
それは言わずもがな、フォームです。
どう気をつけるか、膝の上下運動の線を極力縦に1本の線にすることです。
走っていて気がつくのは、平地で巡航しているときはできています。
若干の上りや、負荷が上がったり、スプリントの時、どうしても強く踏み込む際には膝が外に逃げがちです。
この時に股関節を意識すると、膝をあまり意識することなく真上に引き上げられる気がします。
ゴルフなどでも良く聞きますが、股関節を切る動きです。
股関節が緩む=股関節が開く=膝が外に上がってくる
こんな式が成り立つんではないかと。
私はこうすることで、膝の痛みと決別することができました。
膝の痛みの箇所が違う方もいらっしゃると思いますが、もしかしたら同じ理由でフォームを崩していることが原因かもしれませんので、再度チェックしてみて損はないと思います。
では、
◆膝に痛みが出たらどうするか
1)とにかく乗るのを我慢する
2)痛みがなくなったら短距離から
3)その際にはフォームを意識する
4)ショップにポジションの相談をする
5)走行後、痛くなくてもアイシングを行う(湯船につけない:暖めない)
これで徐々に距離を伸ばし、ひざ痛とはおさらばしましょう。
私は今ではなんの心配もなく、自転車に乗れています。病院への通院も数回でした。(病院へもっと行っていればもっと早く治ったかも?)
肝心なのはつかれても同じフォームで回し続けること。
同じフォームで回すためには一箇所に負荷がかからないポジションを自分なりに導き出してください。
最後に、くれぐれも、私の場合の個人的考察による意見なので、自己判断、自己責任でお試しください。