最近、この梅雨のせいで全く自転車に乗れていません。
乗れないとなんだかイライラしてくるし、乗れない自転車のことなんてあまり考えたくない(?)ので自然とこのブログの更新も滞ります。
それではこのままブログも終わってしまう・・・ので、先日のツーリングでのちょっとしたアクシデントを書き留めておこうと思います。
先日、大平山に卵焼きを食べに行った(チームでの位置づけは練習だったようです)のですが、その際、軽い落車がありました。
結果として奇跡的に大事には至らず、ひじ擦り傷とSTIのこすりキズで済みました。
しかし、私はこの落車は防げたと思っています。
場所は、交通量も多い大きな国道でした。国道を走っていた我々は、5人ほどの車列(もちろん1列)で路側帯を走っておりました。
走行中、前に細い路地が合流してくる個所があり、そこを軽トラックが合流してくるのがわかりました。
私は3番目を走行しておりました。
先頭を走っていたメンバーは、「軽トラがいたのはわかっていたが、出てくるとは思わなかった」とのちに話しておりますが、私は「こちらと目が合っていない」ことがわかりました。
先頭は一時速度をゆるめました。
当然後続もゆるめます。
で、その後、トルクをかけ速度を上げ一気に前を突っ切ろうとしました。
後続(2番手)もそれに引っ張られるように漕ぎ出します。
そこで、一時停止していた(こちらを見てない)軽トラが飛び出し合流をしました。
先頭はあわててブレーキ。
しかし、後続(2番手)は反応できず、1番手後輪の左側に自車の前輪がある状態で、バランスは右(車道)側へ。
当然ハスる形になり車道側へ転倒しました。
速度はおそらく、30km/hを超えていたと思います。減速時25km/hぐらいだったでしょう。
軽トラはそんなことも気にせず、すっと右折して合流していきました。
(それぐらいこちらを見ていないし、状況が把握できていない)
右折すること(遠いほうの左から来る車道)にばかり注意して、手前の右からの車道には全く気を配っていなかった。
不幸中の幸い、後続の自動車がいなかったため、最悪の大惨事にはなりませんでした。
後続の自動車やオートバイがいたらどうなっていたことか・・・。
この落車には以下の原因があると思っています。
1.先頭自転車の注意不足
2.一般公道での車間距離不足
3.スキルに見合わない速度超過
先頭の彼はまだ年齢も若いです。
私とはひとまわりぐらい違います。
「後だし」になりますが、前々から「すこし危ないかもなぁ」と思っていました。
あまり周りを観察することが上手ではないのかもしれません。
我々はショップでもないし、学生時代競技の経験があるわけでもありません。
言ってみれば、同好会でまねごとをしているだけです。
いろんな人と出会って、いろんな知識を吸収して、実践して。
どうせやるならできるところまでやってみたい・・・と言って集まったメンバーです。
当然、知識もスキルも足りない。
ちょっとそれっぽい格好をして、調子に乗っていたことを認識しました。
発起人として、周りを統率することを怠っていたことを反省しました。
そこで私は、こんなことをもう二度と経験しないため、大きな事故を未然に防ぐため、チーム最年長であり発起人として、ガイドラインを作成しました。
大きな項目では
・走行前のミーティングの徹底(コース内の注意ポイントなど)
・ハンドサインの徹底(イラスト付き)
・声で知らせることの重要性
・朝練とツーリングの明確化
・車間と速度の規定
・これらを互いに注意し合える関係
などで、ドラフティングなどの集団走行練習は専用の場所と機会を設定して安全な場所(クローズ)で行います、などの細かい定義をしました。(だから普段は車間を空けてねってことです)
これらは、オートバイでよくツーリングをしている友人(ライセンス所持者)や、自転車の書籍、これまでのヒヤリハットから作成しました。
当然、ルールが決まると今までよりも窮屈になるでしょう。
しかし、楽しむことが前提である趣味の集団なので、怪我や命にかかわることは絶対に起きてはいけないです。
これで100%防げるということではないですが、ガイドラインがあるということと、それを走行前に認識することが重要だと思っています。
それ以来、注意意識が高まって、集団で練習できずソロで練習してきた人が、「このコースのここが危ない」だとか、明日は雨上がりだから日陰になる、下りのあそこは濡れてるぞ!とか有用な情報が飛び交うようになりました。
今のところ、これで集まりが悪くなるようなケースはなさそうです。
作って終わり、ではなく、今後も改廃して注意喚起していかなければいけないと思っています。
正直、あの程度の落車で済んでよかった、あの落車のおかげで見つめなおすことができてよかったと思います。
落車した人には申し訳ないですが・・・(;´∀`)
また、今回の件は、軽トラにも責任はあると思います。自転車は車道では弱者で、こういった相手には自衛するしかありません。
私は自動車も運転します。双方の目線で、交通安全には気をつけないとと思いました。