2008-10-27

JapanCup CycleRoadRace2008 参加レポート



かねてから心配されていた雨。週間予報では80%と高確率をマークしていたため、「雨の路面、あの下りは絶対走れん。命がいくつあっても・・・」と思っていました。



が、前日になり、予報が好転。前日に雨が寄り集まって、当日は晴れのち曇りの予報。



DNSで参加賞だけもらう予定でしたが、こりゃってんで、いとこの秘密兵器を投入!



年式はわかりませんが、MAVIC KSYRIUM SL SSCです。

もてぎでよく見たかっこいいアレです。まさにメカニカルドーピング!



スケジュールが合わず、なんと前日のホイル交換作業。

しかも、いとこのスプロケはアルテ10s。私はご存知のとおり、TIAGRAなので9sです。

スプロケはSRAMの9s、RDは105という意味不明な組み合わせです(初期設定)。



友人に借りた工具でスプロケを交換。



以外に簡単に交換できました。ロックナットがゴリゴリ言うので少しびびりました。



前日の雨により、試走もままなりません。が、このままこのシビアで恐怖のレースに参加するのは自殺行為ということで、ローラーにて動作確認とRD調整。

ほとんどそのままでOKでした。



で、当日。



今までサーキットでのレースしか体験したことなかったのですが、それとはまったく違う雰囲気でした。



プロのUCIチームがその辺うろうろしているし、ふと見れば安田大サーカスの団長がふらふらしてるし、片山右京さんなんて気さくに声をかけてくれるし。

もうね、いろんな意味で幸せいっぱい夢いっぱいですよ。

二人とも大変気さくで良い方でした。業界人というおごりもなく、いち自転車のりとして数分話をすることも出来ました。右京さんに限っては、「下りがぬれててF1より怖いわ・・・」

ってそれはないでしょう。写真も快く一緒に撮っていただいて、お宝になりそうです。



今中さんのカウントダウンにより、いよいよスタート。



走り出して、まだスタートの幕をくぐってないうちに落車発生。

おいおいと思いながら登り区間の古賀志林道を走るとまた落車。

ある程度バラけたところで頂上に到着し、下り初めてまた落車。

前方から聞こえた「落車だぞー!気をつけろー」のありがたさを痛感しました。

かくいう私もオーバースピードで突っ込んだため、とまりきれず、前の方の後輪をつついちゃいそうになる始末。落車しなくてほんとよかった。前の方すいません。



怖くてブレーキ握れないということがあるとは思いもしませんでした。

とまりたい、でもこれ以上握ったらグリップを失い落車しそう。この恐怖。

これをオーバースピードというのかと。



ハードウェアドーピングのおかげでいつもののぼりが楽なこと楽なこと。

持った感じや最初の漕ぎ出しにはそれほど違いを感じませんが、登りと、35km/h以上の落チンさはホイルの性能がこういった形で現れるのかと正直、びっくりしました。

調子に乗ってガンガ踏んでたら、鶴CCの登りで極度の疲労感。両手足がパンパンに張ってしまい、さらに湧き上がる吐き気。これは体に異常が起きたと思い、本当にリタイヤして救護班をよぼうか迷うほどでした。



何とか一周を走りきり、タイムを見ると、なんと練習走行より3分も縮まっている。

しかし、これでテンションがあがるほど余力は残っておらず、ペースが激しくダウンし、追い抜かされることに何の抵抗もなくなったところで、また2周目の古賀志林道。



ココでは最初からインナー×ローで完走を目指します。

頂上まで何とか到着するも、意識が飛びそうな私。後は惰性で下りきるのみ。

ココは一周目を教訓にかなり減速しながら走りました。2周目は完全にバラけているので思い通りに走れます。



下りきるとフラットな道が伸びていきます。

以外にも体力が回復していた私は、ココで前の集団を捕らえます。

ちと集団とペースが合わなかったので、前へ。すると今度は後ろに巨大な集団を形成しておりました。



俺がひいてる・・・。



しばらく走ってへばってきたので集団からそれて、ハンドサイン。前に出てもらいます。

そして、ゆるいのぼりのラストスプリント。



順位は相当下のほうですが、ココは自分との戦い、一分一秒でも縮めたい一身で残り200mを必死にもがき何とかゴール!無事完走できました。タイムはなんと50minを余裕で切る48min後半。



ゴール後、嘔吐してしまいそうな私。林付近で嘔吐スタンバイしようかと思いふらふら入っていったら先客がビチビチしてました。・・・お疲れ様です。





本当に楽しかった。何より人に迷惑をかけることもなく、無事完走できたのがうれしくて仕方がありません。



絶対に来年も出場して、自己のタイムを更新したいと思います。

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