2009-04-17

膝痛個人的(初心者的)考察

また、膝痛が再発した。

前回よりも発生距離も短かった。
しかもLSD中での発生のためトルクに関して発生するのではなく、純粋な膝の上げ下げ回数で発生することがわかった。

そもそもなぜこんな故障につながったのかをよく考えてみた。

私はこれまでSPD(A520)を使っていたが、今年からはレースにも気合を入れたいと思ったため、LOOKのKEOシリーズに変更した。
当然シューズも変わってくることになり、シューズは通販にてAdidasiのAdistarProRoadを選択した。
どちらも見た目が気に入ったという理由だったが、もともとAdidasのSPDシューズをはいていたため、サイズ感は把握していたものの、形式の違いなのか、足が合わなかったのか、届いたシューズは自分にとっては大きく感じた。

付け替えた後、軽く走ってみたところなんとなく違いを感じた。
私はペダルシャフトとシューズのソールまでの距離が変わるということから、付け替えと同時にポジションを若干変更した。

なので、乗り味がポジションの差なのか、シューズとペダルが変わったからなのかの見当がつかなくなってしまっていた。
結果として、膝を壊すことにつながってしまったのだが。


顕著に違いを感じるシーンは、ダンシングなどでトルクをかけた際に踏み面が安定せず力が外に逃げそうになる。

これは問題だと思う。

なぜ外側に力が逃げるのか。


まずはハンドルの幅。

私は380mmを使用しているが、ダンシング時のひきつけの際、少々短く(幅が足りなく)感じる時がある。
右を踏み込む際には右のハンドルをひきつけるが、幅が足りないと、バランスをとるために体が右側に傾く。
右に傾けば股関節の位置も当然右に動くことになり、結果として内側に踏む込むことになるのではないかと思っている。

次に、A520からKEOに変更した際、クランクまでの距離が変わってペダルセンターとクランクアームまでの距離が近くなった。(仮定)
A520のつもりで踏むと足平を内側(クランクに近い方向)に入れた感じで踏むことになり、膝の位置は今まで通りだとすると、力が膝の部分で外に逃げることになる。

これにより、脚の外側部分に負荷がかかり吸収している膝に障害が出た。
この仮説は、シッティングの際にはあまり感じないが、ダンシングの際に顕著に体感できた。
ダンシングで踏み込んだ際に、足平部分の力の受けが小指側(足平外側)によっているような感覚があった。
ただ、シューズのサイズが合っていないという事実もあり、シューズのソール上で足平が外側に動いて踏む力のセンターが外側にずれた可能性も否定できない。

この感覚はA520の時にはまったく感じなかったことなので、パーツの変更により発生したものとおもわれる。
事実として、その感覚があってから膝に違和感を感じ、だましだまし乗っていたおかげで膝の故障につながったと思われる。

シューズのサイズが合っていないことはベルクロを強制的にきつく締めたり厚めのインソールによりある程度は解消できると思っている。

しかし、ペダル間の距離(Qファクター)に違和感を感じているとしたら、シューズの関係は切り離される。

ここで考えられる対応方法は3つ。

1)クリートの位置を目いっぱい内側に設定する
2)ペダルのシャフト結合部分にワッシャーをかませてQファクターを増やす
3)ハンドル幅をひろげる

上記3点の設定を変えてみようと思う。

ただ心配な点は、1)においてソールにかかる踏む力と反する力のセンターがソールセンター(足平センター)から内側にずれるということ。これはソールの硬さに依存するが、カーボンソールであればその辺りを心配するほどソールが変形するとは思えない。
SPD-SLに比べてKEOのクリートは幾分小さいことが原因ではないかとも思ったが、もともとがSPDなのでここは原因の要素から外れると思う。

ワッシャーに関してはあまり厚みのあるワッシャーを使うと強度的な不安があるので5mmが限界だと思う。(根拠はない)

ハンドルに関しては400mmを注文。
幅が広くなることを考慮し、今よりもショートドロップ、ショートリーチのものに変更する。

また、あわせてペダリング時の膝の出し入れ際の左右のぶれを矯正するインソールを検討する。

スペシャライズドから出ているBG HIGH PAFORMANCE FOOTBEDが候補になる。

これは土踏まずが隆起しており、個人の土踏まずのアーチを測定し3つのタイプから選択することになる。
また、付属するシムをつま先側に入れることにより、足平部分のカント角を個人のカントにあわせることが可能になる。
足平の角度が外側に傾いている場合は、内側が高くなっているシムをいれることにより足首の傾きをそのままの状態で力を加えることが出来るようになるというもののようだ。

一見、蟹股(足平の外側に加重が強い)の場合、逆に外側を高くしたほうがよい気がしてしまうが、ここは矯正器具と快適に運動するための器具との違いで、自分の体の自然な傾きのまま一連の動作を行うためにはこのほうが理にかなっていると解釈している。

大半の人が、まっすぐたった状態で屈伸をしようとした際、膝が内側に入っていくと思うが、ペダリングでもこれが当てはまり、トルクをかける際に膝が内側に入っていく。
しかし、引き上げる際には膝は蟹股のとおり外側を通って戻ってくるので結果として膝の軌道は左右にぶれながら動作することになる。

これは足首、膝、股関節に無駄な動きをさせ疲労につながり故障の原因になると思われる。

実験として、何も敷かずに屈伸した際の膝の左右位置と足平内側(親指付け根付近)に何かを敷いて内側に高さを設けた場合とでは膝の軌道はまったく異なってくることがわかった。
(何もないときは膝は内側へ、敷いたときはまっすぐ前へ出て行く)

ただ、このインソールを入れることにより、脚全体の外側に加重してしまう現象が緩和されるかどうかは微妙と思われる。

また、今現在膝の痛みがある中で自分にあったセッティングのバイクに乗ることができたとしても、故障が完治していない状態であれば再発する可能性は著しく高いと思われるため違和感がまったくなくなるまでは乗ることは禁じようと思う。

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